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J-Adviser徹底比較|東京プロマーケット上場を成功させるパートナーの選び方

  • プログレスコンサルティング
  • 5月18日
  • 読了時間: 4分

更新日:7月7日

J-Adviserとは?その役割と重要性

J-Adviserは、東京プロマーケットで上場を目指す企業にとって不可欠なパートナーです。

一般市場では証券会社と東証が上場審査を行いますが、東京プロマーケットでは、東証から資格を付与されたJ-Adviserが上場審査やモニタリング、助言などを担います。

J-Adviserは上場前に「J-Adviser契約」を締結し、企業の適格性調査や社内体制整備のアドバイス、資本政策の支援などを行います。上場後もモニタリングやIR活動の支援、開示義務の指導など、企業と二人三脚で歩む存在であり、東京プロマーケット上場において最も重要な存在であるといえます。




J-Adviser一覧

2025年4月時点で、東京証券取引所から認証を受けたJ-Adviserは約20社存在します。

上場支援実績のある、主なJ-Adviserのは以下のとおりです。J-Adviserとして登録はされているものの、実績がないJ-Adviserも多いです。

現状、フィリップ証券、日本M&Aセンター、宝印刷(2025年に増加傾向)の3社が実績等からもおすすめといえます。

J-Adviser名

2022年

2023年

2024年

フィリップ証券

8

10

19

日本M&Aセンター

7

12

20

宝印刷

2

3

3

Jトラストグローバル証券

3

3

2

アイザワ証券

0

3

1

ジャパンインベストメントアドバイザー

0

0

2

G-FAS

1

1

0

船井総合研究所

0

0

1



J-Adviser徹底比較|実績・特徴・選び方実績と特徴

①選び方のポイント

  • 実績数・サポート内容上場支援実績や業種ごとのノウハウ、上場後のサポート体制を確認

  • 担当者との相性長期的なパートナーとなるため、信頼できる担当者かどうかも重要

  • 上場前・上場後の費用の明確さと妥当性や契約解除条件も事前に確認しておく

  • ステップアップ支援一般市場へのステップアップを視野に入れる場合、その実績や体制もチェック

  • 自社の業界に関する知識や実績があるか

  • 地方企業の場合、地理的要素や地方支援実績も考慮

  • チーム構成や支援範囲の充実度といったサポート体制


②主なJ-Adviserの特徴

主なJ-Adviserの特徴として、以下のようなものがあります。

【フィリップ証券】

  • 特徴・強み

    -東京プロマーケットのJ-Adviserとして最多の上場支援実績を持ち、幅広い業種・規模の企業を支援

    -事業承継に積極的な企業と業務提携を行うなど、積極的な姿勢

    -上場準備から上場後のIR活動、資本政策、組織編制まで一貫したサポート体制

    -他のJ-AdviserやM&A専門会社との業務提携も進めており、複雑な経営課題にも柔軟に対応

  • 向いている企業

    -経験の豊富なJ-Adviserに支援を受けたい企業、海外展開を視野に入れる企業、事業承継やM&Aを検討する企業


【日本M&Aセンター】

  • 特徴・強み

    -M&A仲介業のリーディングカンパニーとして、事業承継や成長戦略を重視する企業の支援に強み

    -J-Adviser資格を取得して以降、J-Adviser契約実績の伸びは大きく、支援実績も豊富

    -2024年には福岡証券取引所のFukuoka PRO Market上場支援資格(F-Adviser)も取得し、地方企業の支援体制を強化

    -上場後の成長支援(経営モニタリング・M&A提案・既存上場企業との連携)にも期待

    -地方創生や雇用創出にも貢献し、特に地方中堅・中小企業の上場支援に実績

    -優秀な上場支援メンバーが揃っており、会社の社内管理体制の構築にも注力

     https://www.nihon-ma.co.jp/tokyopromarket/j-adviser.html

  • 向いている企業

    -事業承継やM&Aを検討する企業、成長志向企業

    -社内管理体制の構築にも注力したい企業

    -一般市場へのステップアップも視野に入れる企業。


【宝印刷】

  • 特徴・強み

    -もともと、上場会社のディスクロージャー支援を行う会社であり、開示に関するノウハウを活かした、上場書類作成やIR支援に強みがあるJ-Adviser

    -上場後の開示支援やIR活動もサポートが期待できる

  • 向いている企業

    -開示体制やIR活動を重視する企業、書類作成や情報開示に不安がある企業


【コンサル系・M&A系(船井総合研究所・名南M&Aなど)】

  • 特徴・強み

    -業種特化型や経営コンサルティングのノウハウを活かした上場支援

    -事業承継・M&A・経営改善など、上場以外の経営課題にもワンストップで対応可能

    -上場後も経営課題解決や成長戦略のサポートを継続

  • 向いている企業

    -経営課題や事業承継、M&Aを含めて総合的な支援を求める企業





まとめ|自社に最適なJ-Adviserを選ぶために

J-Adviserは、東京プロマーケット上場の成否を左右する重要なパートナーです。

  • 実績や強み、サポート体制を比較し、自社の業種や成長戦略に合ったJ-Adviserを選定しましょう。

  • 担当者との相性や、上場後のサポート内容も重視してください。

  • 迷った場合は、複数社に相談し、具体的な支援内容や見積もりを比較するのがおすすめです


当社では、実際にIPO準備会社のCFOとして上場を経験した公認会計士・中小企業診断士を中心とした

IPOコンサルティングを行っております。

また、J-Adviserに関するご相談も可能です。

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